2013年8月30日金曜日

2013年8月28日水曜日

CINEFEX No10

CINEFEXの昔の記事が面白い


おもしろいんです。もちろん最新のやつも面白いんですが、むかしのやつがおもしろくて最近読んでいます。
というのも、最新のやつは面白いんだけど、なにいってるかけっこうわからないんです。こっちの知識が浅すぎて。
あとやってることが新しすぎて、ぜんぜんこちとら使えないわけで、へーとかほーとか、最新はすごいなーでおわるわけです。

そこへいくと、昔のやつだと、ようやくこっちの知識レベルがおいついてきてなるほど、だからなのね。とかいまやっていることにいかせるかも!ということがあっておもしろいんです。

例えば、アイアンマンが表紙の回



ILMがBRDFを最初に使ったのはどんな作品か知ってますか?
そうです!アイアンマンなのです!

トランスフォーマーのときにも使ってなくて、アイアンマンはよりアップになるからより正確な表現が必要とされたということ。

アイアンマンから完全に実写にしかみえなくなったと僕のまわりでは評判なのですが、これが、アイアンマンが完全に実写に見える理由なんでしょうか?

そもそもBRDFってなに?

BRDFって最近よくききますが、正確にはなんなんでしょうか。
WIKIPEDIA先生に聞いてみますと、

BRDF(Bidirectional Reflectance Distribution Function)双方向反射率分布関数は、反射モデルのひとつ。

どうも、光源の位置を変えたときにカメラに届く光の情報を記録した数字の羅列のようです。

アイアンマンのときは、BRDFを測定できる研究所がロシアにしかなくてロシアにもってって測定してたそうです。
こんなかんじのごっつい機械測定するらしいです。
http://www.digitalfashion.jp/new/product/LSC/OGM/img/OGM.m1v

ちなみに、アイアンマンのときはどんな機械をつかってのかわかりませんが、
銀色のやつのBRDFがとれなくてしまいには素材のほうがぶっこわれたそうです。なにをやってるんだ・・・・


さいきんではこんなポータブルの測定器もあるそうです。これなら素材をいちいちこわさなくても安心ですね!
http://optis-japan.jp/products/optmeasure.html

CG的には、ざっくり、フレネル反射のより正確なやつ、RGBごとに異方向性反射とかそういうのもサポートされたデータ、という理解を僕はしてますが、そんな理解でどうでしょうか?あってますでしょうか。じっさいに使ったことがないのでよくわかりません。

このへんで、アイアンマンでBRDFが必要とされた理由がわかってきましたね。アイアンだから、異方向性反射しまくってるしね。かつ色つき反射素材だからRGBごとになんかちがうんだろうね!
トランスフォーマーはマイケルベイだからキラキラしているほうが大事だしね!

ちなみにVrayマテリアルの標準のBRDFはかなりなんちゃってなので計測データは入りません。ざんねん!



日本の会社で、BRDFを測定してMentalrayで使えるデータにしてくれるところもあるみたいです。そらすごい。つかってみたいです。
http://www.digitalfashion.jp/new/product/LSC/OGM/index.html


ナルニア2がRythm & Hues じゃない理由

アイアンマンが表紙の別の記事ですが、ナルニア2の話題も面白かったです。


これを読むとハリウッドのCGスーパーバイザーの仕事の広さにちょっと驚きました。ショットの提案どころか、プレプロをしきったり、金銭の管理をしたり編集したりと映画全体のことをしっていないといけない超スーパーできる人たち・・・
またナルニアのライオンは2はリズムアンドヒューズじゃないんですね。1がそうだったから、てっきりそうだと思い込んでたのですが、フレームストアだそうです。
ぜんぜん遜色ないから気づきませんでした。
そしてその理由がヨーロッパで作って税制優遇を受けるため。
うーむ、リズムアンドヒューズも大変になるわけです。

当時読んだときは、ちっとも意味がわかりませんでしたが、ようやくいろいろ腑に落ちるようになってきました。

というわけで、ちょっと前のCINEFXの方は、こっちの知識が追いついてきているので、おもしろいという話でした。

ちなみに最新号は9月30日発売、カラフルアイアンマンが表紙らしいです。


今読んでいるのは、


IMAXの苦労話がすごいです。IMAXの解像度はなんと15K。
orz...
どうやってこんな馬鹿みたいな解像度に立ち向かったのか!
とか、ハリウッドでも、撮影したあとに、どうすんだこれ!?みたいなこともけっこうあるんだなあとしみじみ思ってしまいました。

あとこれも同時で読んでいます

そうです。
僕の机はぐちゃぐちゃなのです。



2013年8月16日金曜日

SumoRoll を3Dプリントしてみよう

フィギアがほしい・・・
SUMOROLLのフィギアがほしい・・・

ぬわー、3Dプリンターでも買うか!かったるか!かったるでー!!
と思いながら、なんのきなしにCGワールドをぱらぱらめくってたら、
DMM.comでなんと3dプリントサービスを始めたそうです。

なんでDMM.comで?ローラが宣伝してるところ?なんの会社?
と思ってたのですが、調べてみたら、
色もぬってあるじゃないですか!
どうやら、プリント時に色ごとプリントされてくるみたいです。

しかも値段もけっこうおやすい!
サンプルのカラーのトラは4000円ぐらいだそうです。
これは試すしかないということで、早速 SUMOROLLをプリントしてみることにしました。

3Dプリント用のモデルにするのはめんどいなーと思ってましたが、UVをワンテクスチャ用に編集しなおして、テクスチャレンダリングして、プロブーリアンで簡単にいけました。
まあ、簡単な形だしね。

vrml形式でテクスチャはpngです。

アップロードだ!
と思ったら早速、はねられる・・・・
アップロードできないよ・・・

サポートにきいてみると、

どうやら、ファイル名が、半角だけではなく
大文字もいけないそうです。厳しいですね。。

再度
SumoRoll.zipを
sumoroll.zipに変換してアップロード。

瞬間的にデータアップロードできましたメールが送られてきました。

###############
この度は、DMM 3Dプリントをご利用いただき、ありがとうございました。
モデルのアップロードが完了しました。
現在、データに不備がないかチェックを行っております。
データチェックが完了次第、メールをお送りします。
###############

さすが日本のサービスはすばらしい・・・

まあ、チェックだし、けっこう時間かかるかなー、下手したら明日かなー、とまってたら

なんと30分で返信が!!


###############
この度は、DMM 3Dプリントをご利用いただき、ありがとうございます。
アップロードしていただいた内容の確認が完了致しましたので、
ご注文手続きにお進みください。
----------- お知らせ -----------

首の部分が細いため頭の重みで造形後、頭が真っ直ぐに立たない可能性があります。色の情報が反映されていませんでした

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首が細すぎるですって!
余計なお世話!じゃなくて、そんなことまでおしえてくれるのか!!
親切!
ちゃんと人がみて判断してくれてるんだなー。

それにしても色の情報が反映していないということだったので出しなおしてみます。

首を太くして、
とりあえず、プレフィックスマップっていうのをチェックをはずして送りなおして見ます。



----------- お知らせ -----------
色の情報が反映されていないようです

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ダメでした・・・orz

どうすりゃいいんだよ!!!
教えてくれよ!!
と思ったら、テクスチャ名が間違ってました。。。ごめんなさい。

これでOKと思ったけど、

----------- お知らせ -----------
石膏での出力の場合、HP上に表記されている基準はクリアされていますが、ご依頼の形状では破損の可能性が高いため、出力することが出来ません。
大変お手数ですが、石膏で出力されたい場合には首の部分の太さを直径4mm以上にして頂けますようお願い申し上げます。

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な、な、なんと・・・
そうかー、そうなのか・・・
というわけで首を太くし、それだけだとバランスがおかしかったので全体的におっきくしてなんとか首が4mm以上になるようにしてみました。
そして再度アップロード。
今度はOKそうなので、早速注文してみることに。
値段は5000円でサンプルよりちょっと高かったのですが(大きくした分ですかね。全体で6.5cmぐらい)
思い切って注文してみることにしました。

あー、届くの待ち遠しい!!!


そして届いたよ!!届きましたよ!




ちなみに、最近のCGワールドは毎週帆足さんがのってますね。