CINEFEXの昔の記事が面白い
おもしろいんです。もちろん最新のやつも面白いんですが、むかしのやつがおもしろくて最近読んでいます。
というのも、最新のやつは面白いんだけど、なにいってるかけっこうわからないんです。こっちの知識が浅すぎて。
あとやってることが新しすぎて、ぜんぜんこちとら使えないわけで、へーとかほーとか、最新はすごいなーでおわるわけです。
そこへいくと、昔のやつだと、ようやくこっちの知識レベルがおいついてきてなるほど、だからなのね。とかいまやっていることにいかせるかも!ということがあっておもしろいんです。
例えば、アイアンマンが表紙の回
ILMがBRDFを最初に使ったのはどんな作品か知ってますか?
そうです!アイアンマンなのです!
トランスフォーマーのときにも使ってなくて、アイアンマンはよりアップになるからより正確な表現が必要とされたということ。
アイアンマンから完全に実写にしかみえなくなったと僕のまわりでは評判なのですが、これが、アイアンマンが完全に実写に見える理由なんでしょうか?
トランスフォーマーのときにも使ってなくて、アイアンマンはよりアップになるからより正確な表現が必要とされたということ。
そもそもBRDFってなに?
BRDFって最近よくききますが、正確にはなんなんでしょうか。
WIKIPEDIA先生に聞いてみますと、
どうも、光源の位置を変えたときにカメラに届く光の情報を記録した数字の羅列のようです。
アイアンマンのときは、BRDFを測定できる研究所がロシアにしかなくてロシアにもってって測定してたそうです。
こんなかんじのごっつい機械測定するらしいです。
http://www.digitalfashion.jp/new/product/LSC/OGM/img/OGM.m1v
ちなみに、アイアンマンのときはどんな機械をつかってのかわかりませんが、
銀色のやつのBRDFがとれなくてしまいには素材のほうがぶっこわれたそうです。なにをやってるんだ・・・・
さいきんではこんなポータブルの測定器もあるそうです。これなら素材をいちいちこわさなくても安心ですね!
http://optis-japan.jp/products/optmeasure.html
http://www.digitalfashion.jp/new/product/LSC/OGM/img/OGM.m1v
ちなみに、アイアンマンのときはどんな機械をつかってのかわかりませんが、
銀色のやつのBRDFがとれなくてしまいには素材のほうがぶっこわれたそうです。なにをやってるんだ・・・・
さいきんではこんなポータブルの測定器もあるそうです。これなら素材をいちいちこわさなくても安心ですね!
http://optis-japan.jp/products/optmeasure.html
CG的には、ざっくり、フレネル反射のより正確なやつ、RGBごとに異方向性反射とかそういうのもサポートされたデータ、という理解を僕はしてますが、そんな理解でどうでしょうか?あってますでしょうか。じっさいに使ったことがないのでよくわかりません。
このへんで、アイアンマンでBRDFが必要とされた理由がわかってきましたね。アイアンだから、異方向性反射しまくってるしね。かつ色つき反射素材だからRGBごとになんかちがうんだろうね!
トランスフォーマーはマイケルベイだからキラキラしているほうが大事だしね!
ちなみにVrayマテリアルの標準のBRDFはかなりなんちゃってなので計測データは入りません。ざんねん!
このへんで、アイアンマンでBRDFが必要とされた理由がわかってきましたね。アイアンだから、異方向性反射しまくってるしね。かつ色つき反射素材だからRGBごとになんかちがうんだろうね!
トランスフォーマーはマイケルベイだからキラキラしているほうが大事だしね!
ちなみにVrayマテリアルの標準のBRDFはかなりなんちゃってなので計測データは入りません。ざんねん!
日本の会社で、BRDFを測定してMentalrayで使えるデータにしてくれるところもあるみたいです。そらすごい。つかってみたいです。
http://www.digitalfashion.jp/new/product/LSC/OGM/index.html
ナルニア2がRythm & Hues じゃない理由
アイアンマンが表紙の別の記事ですが、ナルニア2の話題も面白かったです。これを読むとハリウッドのCGスーパーバイザーの仕事の広さにちょっと驚きました。ショットの提案どころか、プレプロをしきったり、金銭の管理をしたり編集したりと映画全体のことをしっていないといけない超スーパーできる人たち・・・
またナルニアのライオンは2はリズムアンドヒューズじゃないんですね。1がそうだったから、てっきりそうだと思い込んでたのですが、フレームストアだそうです。
ぜんぜん遜色ないから気づきませんでした。
そしてその理由がヨーロッパで作って税制優遇を受けるため。
うーむ、リズムアンドヒューズも大変になるわけです。
当時読んだときは、ちっとも意味がわかりませんでしたが、ようやくいろいろ腑に落ちるようになってきました。
というわけで、ちょっと前のCINEFXの方は、こっちの知識が追いついてきているので、おもしろいという話でした。
ちなみに最新号は9月30日発売、カラフルアイアンマンが表紙らしいです。
orz...
どうやってこんな馬鹿みたいな解像度に立ち向かったのか!
とか、ハリウッドでも、撮影したあとに、どうすんだこれ!?みたいなこともけっこうあるんだなあとしみじみ思ってしまいました。
あとこれも同時で読んでいます
そうです。
僕の机はぐちゃぐちゃなのです。
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